令和5年度 岩手大学研磨工業 代表挨拶

　今年度岩手大学研磨工業の代表になりました、一本木弘輝です。まだまだ未熟ではありますが、弊カンパニーの活動を社員全員でより盛んにできるよう勤めてまいりたいと思います。

　さて、岩手大学研磨工業は、研磨という側面からスケート選手のサポートをしたいと活動を始め、今年で8年目となります。カンパニー発足から今日まで、スピードスケート用、及びフィギュアスケート用簡易研磨道具のR-keeperをメインとして、開発や改良を行ってまいりました。これらは一般的な研磨道具とは大きく異なり、コンパクトな設計で持ち運びが容易かつ安価な製品となっています。 　また、スピードスケート用R-keeperに関しては、予め砥石にロックをつけておくことにより、ブレードにつけられたロックを崩すことなく研磨ができるという大きな魅力を有しています。

　そして昨年度、そのスピードスケート用R-keeperで特許を取得するという大きな功績を挙げました。これも長年開発改良に携わってきた社員や関係各位のご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。

　これを機に今年度はフィギュアスケート用R-keeperの改良をはじめ、しばらく活動を進められていなかった、R-ゲージ(スピードスケート用デジタルロック測定器)やロックマシーンの再開発も行っていく予定です。開発から年月が経って課題が山積しているいま、再び開発をすることによって現在のニーズにより応えていけるように工夫していく次第です。

　今後もスケートをする皆様の支えになれるよう事業に邁進して参りますので、益々のご支援とご愛好を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年5月11日

岩手大学研磨工業　代表 一本木　弘輝